<目次>
「タイで働きたい!でも自分にできるのかな……」
「せっかくの海外就職で後悔したくない!」
「タイで働くことが決まった!何を準備したらいいんだろう?」
と思う方もいることでしょう。
この記事では、タイで就職することを考えている方や、タイで就職が決まった方のために「海外就職を成功させるための3つの準備」をご紹介します。
この記事に書いてある内容をおさえて準備をすることで
「タイ就職に向けてなにをしておけばよいか分からない」
「キャリアアップしたいけど不安」
「もうすぐ渡航で焦っている」
などの悩みは解決されるはずです。
また、タイへの渡航が直前に迫った方のために「準備すべき持ち物まとめ」もご紹介しています。
タイで働こうか悩んでいる方も、既にタイで働くことが決まっている方も、この記事でご紹介する3つのことを押さえ、タイ就職をより充実させましょう!
現地採用への準備1. キャリアプランを考える
まず最初の準備として、自身のキャリアプランを考えることが重要です。
キャリアプランとは「将来自分がどうなりたいか」「そのためにどのような仕事をいつ経験するか」などを考えることです。
<キャリアプランとは?>
キャリアプランとは、自身のキャリアにおいて、将来的にどのようになりたいかという目標を持ち、計画を立てることをいいます。
人生設計の中の、働くことに関するプランニングといえるでしょう。
どのような会社でどのような仕事に就きたいか、どんな業務に関わりたいかなどを、長期的に将来を見据え、その目標に向けてどのようなステップを踏めばいいかを考えることです。
(出典:ハタラクティブ「キャリアプランとは?考え方と注意点まとめ」より引用)
最初にキャリアプランを考えることで「将来こうなりたいから、そのために必要な○○なスキルをタイで身につけよう」など、計画的に現地採用員として経験を積むことができます。
それにより、その後のキャリアをより良いものにすることができるのです。
実際「タイ就職の成功は、事前にキャリアを考えているかで決まる」と言えます。
事前にキャリアについて考え、現地採用員を経て転職活動をした場合、
「日本で希望の職種に再就職」
「収入を1.5倍に向上」
ということもあります。
(出典:『DACO』2018年12月号)
自分のキャリアプランを考えた上で「どのようなスキルをタイで身につけるか」「タイで身につけたスキルを活かして、日本でどう働くか」を考えておくことが重要なのです。
このように、現地採用員としての経験を十分に活かせる方がいる一方で
「タイで就職をしたが思うような働き方ができない……」
という方がいるのも事実です。
たとえば「現地でスキルが身につかず転職活動に苦労してしまう」「現地での収入が予定よりも高くない」などが挙げられます。
このような事態を避けるためにも、事前にキャリアプランについてよく考えておくことが有効なのです。
→ 現地採用員の方が、どのようにキャリアアップをしているかについては、「現地採用」でキャリアアップ!実例とともにご紹介します。の記事でご紹介しています。
もっと詳しくタイ就職のキャリアについて知りたい方には『キャリア・シフト 人生戦略としてのアジア就職』という本がオススメです。
この本には「国別現地採用給与の目安」や「アジア就職に成功している人の特徴」など、アジア就職についての情報が詳しく載っています。
「タイ就職後のキャリアをあまりよくイメージできない」という方でも『キャリア・シフト 人生戦略としてのアジア就職』を読むことで、タイ就職をグッと充実したものにすることができるでしょう。
<キャリアプランを考える方にオススメの本>
さらに、こちらのチェックリストも参考にしてください。
<キャリアプランで考えておくべきことリスト>
・希望の年収
・働きたい国
・働きたい業界
・希望の業務内容
・身につけたいスキル
・5年後10年後にどうなっていたいか
このチェックリストに沿い、キャリアプランを考えることで「具体的に考えておくべきこと」や「現地採用員の方が考えていたこと」が分かります。
また、こちらは実際にタイ就職をした方が事前に考えていたことです。
<タイ就職をした方が事前に考えていたこと>
・海外で仕事がしたかった
・人材業界で働きたかった
・英語を使って仕事がしたかった
・外国人のマネジメントを経験したかった
この方は「海外で仕事をする」「人材業界で働く」「英語を使う」「外国人のマネジメントを行う」などを、希望していました。
そうして他の国と検討し「やりたいことができる」という理由で、タイ就職を決めたそうです。
このように「自分がタイで現地採用員として就職することに何を求めるか」ということを考え、キャリアプランを描くことが、準備として重要なのです。
現地採用への準備2. 語学力を上げる
「語学力は必要なの?」
「タイで話すのは英語?タイ語?」
というのは、タイで就職を考えている方がよく疑問に思うことです。
タイ就職のための語学力として「TOEIC700点ほどの英語力」を身につけましょう。
タイ語ではなく、英語を身につけることがポイントです。
なぜなら、タイ語が話せることは必須ではないからです。
たしかにタイ語は、タイで就労するにあたって非常に有利ではあります。
しかし、オフィスで働くタイ人は英語を話せることも多く、業務は英語で行うことになる可能性が高いです。
そのため、実際に業務で使う可能性の高い英語を身につける方が良いのです。
もしも英語力がない状態でタイ就職をしたら「タイ人スタッフと英語でコミュニケーションが取れない」「業務は日本語を使っての電話対応」などの事態が起こりえます。
せっかくタイで仕事をするのに、これではもったいないです。
英語力があれば「英語を使って営業を行う」「タイ人スタッフのマネジメントを行う」など、海外就職ならではの業務も経験できるでしょう。
ぜひ英語力を事前に身につけておき「英語を使って現地しかできないような経験を積むこと」を目標にしてください。
それにより「タイでマネージャー職に昇進」「日本で転職活動をして収入アップ」などが可能となり、キャリアアップも期待できるはずです。
また「実務的な英語を鍛えることができる」ということも、タイで働くメリットです。
オフィスで働くタイ人には、英語を話せる方も多いです。
英語を使って彼らと仕事をすることで、スピーキング力を高めることができます。
”英語を使って仕事”と聞くと、
「英語を母国語とするネイティブと話すと、圧倒されて英語が口から出てこなくなってしまう……」
と心配する方もいるかもしれません。
しかしタイ人にとって、英語は第2言語です。
日本人にとって英語が母語でないのと同じように、タイ人にとっても英語が母語ではありません。
そのため、ミスを気にするなど、あまり気負いする必要がないのです。
積極的に英語を使いながら業務を行うことで、実務的な英語力を伸ばしていけるでしょう。
現地採用への準備3. 事前にタイに行ってみる
ここまで読んだ方は
「キャリアプランについて考えられそう」
「英語力をあげてタイに行きたい」
と思えたのではないでしょうか。
その次の準備は、実際にタイに行ってみることです。
タイに行き、現地の気候や食事、通勤状況(朝の通勤ラッシュや、道路の渋滞)などを体感してください。
そうして「自分がタイで暮らせるのか」をチェックしましょう。
事前にタイに行き「タイで暮らす自分」をイメージしていないと「こんなはずじゃなかった……」と後悔してしまうことになりかねません。
「イメージしている国と実際の国の雰囲気」が全く異なる可能性だってあるのです。
せっかくタイという素晴らしい国で働くチャンスなのですから、後悔しないよう、事前にタイを訪れておきましょう。
タイで就職活動を行う前に行くことが難しければ、就職活動を行っている最中でも良いです。
具体的には、以下のチェックポイントを参考にすると良いでしょう。
<タイでチェックすべきポイント>
・現地のご飯を食べてみる
・通勤ラッシュを体験してみる
・タクシーに乗り、渋滞を体験してみる
・1年中この気候でも暮らせるか考えてみる
タイは日本と異なり、常夏です。
「1年中ずっと夏の状態で暮らせるのか」を考えてみましょう。
また、現地のご飯が口に合うかや、タイで通勤ラッシュの中出勤することが苦でないか、渋滞に耐えられるかなども重要です。
タイ渡航直前!現地採用員が準備すべき持ち物まとめ
ここまで、タイ就職を考えている方向けに準備しておくことをご紹介してきました。
ですが「もう就職が決まり、渡航が直前に迫っている!」という方もいることでしょう。
そのような方はぜひ、こちらの「現地採用員が準備しておくべき持ち物リスト」を参考にしてください。
<現地採用員が準備すべき持ち物リスト>
・パスポート
・ビザ
・航空券
・現金
・デビットカード
・クレジットカード
・SIMフリーの携帯
・SIMカードを保管しておくためのケースなど
・海外旅行保険の証書
・パスポート等、各種証明書のコピー
・証明写真(4.5×3.5cm)2枚
・スキンケア用品(愛用のもの)
・化粧品(愛用のもの)
・ヘアオイルなど(愛用のもの)
・薬
・歯ブラシ
・コンタクトレンズ
・衣服
・下着
・靴
・スーツ
・パソコン
・電子辞書
タイでは日本の製品が多く売られているため、大抵のものは手に入ります。
しかし、特にスキンケア用品や化粧品などは、愛用のものが売っていないこともあるでしょう。
普段から使用しているものがあれば、持ってくることをオススメします。
また、家を借りる際に「2ヶ月分のデポジット」を現金で求められることが多いです。
その際に支払えるよう、現金を多めに用意しておくか、デビットカードを持ってくるなどしてください。
筆者は持ち物を確認せずに渡航したため、現地に行ってから「これを持ってくればよかった……」「頑張って持ってきたけど、現地で買えたな……」と思うことがありました。
現地採用員のタイ就職には準備が重要!
<まとめ>
【準備1】事前にキャリアプランを考え、キャリアアップにつなげる
【準備2】英語力を上げておき、現地で実践的な英語力も身につける
【準備3】事前にタイに行き、自分が暮らしている姿をイメージする
現地採用員として、タイ就職を考えておく方がしておくべき準備はこの3つです。
「5年後、10年後にどうなっていたいか」「タイ就職後、日本で転職活動をする際にどのような仕事をしたいか」などを考え、キャリアプランを考えておくことがまず重要です。
しっかり考え、準備をするだけで、その後の人生がガラッと変わる可能性もあるのです。
次に、英語力を上げておきましょう。
英語を使ってタイ人スタッフと働けるようにしておき、実務を通して更に英語力を上げると良いです。
最後に、事前にタイに行っておくことも必要です。
「自分がその土地で暮らせるか」という観点で見ておくことで、タイ就職後のミスマッチを防ぐことができます。
以上、タイでの現地採用を考えている方向けに、準備すべきことをお伝えしました。
ぜひ記事を参考にして、タイ就職を後悔のないものにしてくださいね。