<目次>
【Sさんの経歴】
現職:大手IT外資系企業(日本国内)
ポジション:営業担当
日本での経験:3年
タイでの経験:1年
その他海外での経験:0年
タイで働いていたSさんにお話を伺いました。
1.今までの経歴について
ー簡潔に経歴について教えて頂けますか?
大学を卒業し、まずは東京で電気設計の業務を行っておりました。主にPLCの回路設計や現地据え付け業務マニュアル制作などの仕事です。
その後、タイにある日系IT企業に就職し、てIT製品・サービスの営業をタイで経験した後に日本に帰国。
そして、現在は外資系IT企業にて営業担当担当として日本で働いています。
ータイにきたきっかけは?
タイに来たきっかは、大学在学時に3ヵ月ですがタイに留学していました。もともと日本国内だけではなく、
海外でも働いてみたいと思っていましたし、海外で働くのであれば、馴染みのあるタイで働いてみたいと思って。
そう思って、1社目を退職し、就職活動を兼ねてタイに来ました。
※就職が決まって、自分への祝いとして遊びに行った島の風景。
ー日本から海外への就職活動はしなかった?
はい。しませんでした。求人情報やタイでの就職・転職に関わる情報収集は日本で行っていましたが、調べた結果、
タイに来て就職活動する方が仕事が見つかりやすいし、本気度が伝わる。
そう思ったため、タイに来て就職活動を行いました。
ータイに来てからはどのように就職活動を始めましたか?
日本で履歴書・職務経歴書を作成していたため、私がタイに来て最初に行った事は各人材紹介会社への登録です。
また、人材紹介会社に登録に行きながら、街の様子を確認したり、友人経由でタイで働く日本人の話を聞いたり、自分なりにタイで働く事に関して情報収集していました。
ータイに来て就職活動を行って良かったことは?
1次面接・2次面接はWEB面接にて行う企業はありました。ですがやはり最終面接は対面で行うという企業が殆どでした。
私の場合は、最初から対面面接で行う事が出来ましたし、タイに来て就職活動を行っている。対面で面接出来るのであれば、面接したい。という企業が多く、実際に書類選考通過率が高かったような気がします。
日本から行った時の比較データは何がないので、何とも言えませんが。ですが、実際に面接を実施して下さった企業の方に、タイにいるから会ってみようと思って、面接の機会を設けた。とおっしゃって頂けることがあり、タイに来て就職活動を行って良かったと思っています。
ー就職先は、日系IT企業。入社の決め手は何だったのでしょうか?
もともとITに興味がったので、IT業界での仕事を探していました。また、前職でエンジニアの経験をしていて、次は営業の仕事をしたいと思っていて。
そうすると、必然的に応募する企業が少なくなっていて。その中で、社風やキャリアプランや役割を考えて、前職の会社へ入社しました。
※入社後、職場のタイ人に案内してもらった有名な市場。
2.タイ就労・そして帰国
ータイでの仕事について教えて下さい。
日系企業向けにIT製品・サービス営業です。会社としてはタイ全土にある日系企業と取引がありましたが、前職では地域で担当を分けていました。
私が担当していた地域はバンコク・アマタナコン・チョンブリエリアです。
ーIT製品・サービスの営業とは具体的に?
色々あるのですが、例を挙げると、業務用サーバーの提案やオフィス用PCの更新、工場の新設に伴うIT設備の提案などです。
ー仕事で大変だったことは?
ITに関して、分かりやすく丁寧にお客様に説明しなければいけない事です。
例えばですが、今のお客様がWindows7を使用していたとします。私が「windows10にバージョンアップさせましょう」と提案しても、
「表式が変更になったり、見づらくすることはあるから、絶対にしたくないと。そもそも、なぜいつものように動いていて、壊れてもないものに
そういったもののバージョンをUPしないといけない意味が分からない。お金をかける必要はない。」と言われることもあります。
「そうですね、たしかに動いていて、壊れているわけではありませんが、セキュリティを考えると・・・・」といったように説明していくことが大変です。
あとは、タイに留学していた事があったため、タイ語が非常に堪能と思われていて、通訳業務など頼まれたことがありました。笑
ビジネスレベルではないので、ものすごく大変でしたね。
ー他に大変だったことは?
異文化の中で仕事をするという事です。タイに出てきて、仕事をしてきて思ったのですが、日本人は報連相も徹底してるし、レスポンスも早い。
日本人同士は仕事の進め方のベースが同じなので気にしたことはなかったのですが、タイ人との仕事の進め方は最初はすごく難しかった。
仕事をタイ人に依頼してからのフォローアップ、仕事の進捗管理、分からない事や困っていることを聞くなど、
日本人同士で仕事をしているだけでは、絶対につかないビジネススキルといいますか、異文化の人との仕事の進め方に関して学べたと思っています。
ータイで働いて、帰国する事となりましたが、きっかけは何だったのでしょうか?
自分のキャリアを考えたこと、あとは現職の企業が募集していて、応募して面接を受けてみたら
海外での仕事を評価して頂いて、内定を獲得出来たことです。
タイで仕事を続けていくことも良かったのですが、前職で社内のキャリアアップは見込めるものの、そのスピード感は日本にで働いている頃とあまり変わりないのではと思ってしまって。
タイに来て、就活しているときに集めた情報や働いている友人をみて、タイでの仕事は日本より圧倒的にキャリアアップが早い傾向にある。マネジメント経験や新たなスキルを身につけられることが出来る。と思っていました。
前職では、日系の大手企業であったためタイでもその社風が根強く残っていました。
ですので、キャリアアップのスピードも日本にいる頃とさほど変わりませんし、同じ仕事をここ数年続けるようになることが目に見えてしまいました。
キャリアに悩んだ時に、国内の仕事を調べてみたところ、日本でにはITに関する求人が沢山あり、また、英語が使用でいるIT人材が少ないという事にも気が付きました。
ですので自分の市場価値も測るために、勢いで色々な企業に応募してみようと考えて応募したところ
今の会社に評価して頂き、内定を頂く事が出来ました。外資系という事もあって、自分のキャリアを見据えて転職することにしました。
ー聞きにくいことですが、、、、帰国して年収は上がりましたか?
具体的にいくらとは言えませんが、タイに来る前に働いたときより年収は上がりました。
現地採用員だったので、タイで働いていた時の年収は日本にいた時と比べて30%は減りました。
ですが、今は日本の時の年収と比べた際に40%位は上がっています。
ー内定のポイントは何だったのでしょうか?
外国で、IT業界で、英語を使用していて仕事をしていたという点です。
タイで働いていなかったら、現在の仕事に就けていなかったと思います。(笑)
3.タイで転職・就職する方へ一言
ータイで就職・転職を目指す人に一言お願いします。
迷ったら覚悟を決めて、まずはやってみる事がいいと思います。働く環境を海外に移して英語やが外国語を使用して業務をする。異文化の人と仕事を進める。
こういったスキルを評価して下さる企業様が増えている気がします。タイで働いていた経験が今につながっているので、海外就職という選択肢をキャリアの1つとして考えることもいいと思います。
タイで就業経験のあるSさんに話を伺いました。タイで働いた経験を活かして、日本帰国後にキャリアアップした事例です。
ALCではタイでの転職・就職のサポート及び帰国者向けのキャリアサポートも行っています。
タイでの転職・就職、日本国内の仕事に興味のある方は気軽にお問い合わせください。
担当:菊地
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