<目次>
【Aさんの経歴】
20代半ばの女性/Aさん/ バンコク在住/ 独身
現職:外資系企業の日系企業向け営業担当
ポジション:Business Development Leader
日本での経験:0年
タイでの経験:4年
その他海外での経験:0年
1.タイでの仕事について
ー現職はどのような仕事を行っておりますか?
バンコクでドイツ人が立ち上げた企業で、日系企業の向けの営業担当して働いています。
私の会社では主に不動産(特にレンタルオフィス)事業をタイ国内で展開していますが、多くのクライアント様が非日系企業です。
タイの現地企業もあれば欧州系の企業、商社もあればIT系の企業もあったりと業界も様々。
ですが、その中で日系企業の割合は5%もありません。
タイには沢山の日系企業があって、その多くが日系企業間でビジネスを回しています。
タイ国内で日系企業の市場があるという事は分かっていますが、日本語の難しさや独特の商習慣があって、日系企業の開拓は外資系企業にとって非常に難しい。
日本人は日本人としか仕事をしないとも言われています。欧州系の人達と比べると英語が苦手という事もあると思いますが。
ですので、「日本人との業務は日本人に任せる」といった会社の方針で、日系企業マーケット担当という事で、日系企業向けの事の全てを会社で一任されています。
ー他に日系企業担当の方はいますか?
会社にいる日本人は私のみです。上司もルーマニア人ですし。(笑)
社内にはドイツ人もタイ人もいるので、かなりグローバルな環境ではあると思います。
ー日系マーケット担当として、具体的にどのような仕事を?
まず1つ目は、日系企業の新規開拓営業です。といってもコールリストを作って、無作為にテレアポを行うという事ではありません。
会社の方針として、「まずは日系企業に認知度を高める」という方針があります。ですので、日系企業が見るフリーペーパーに広告を出したり、グーグル広告使用したり、WEB政策を軸として日系企業に認知を広げていき、問い合わせがあった企業にアプローチするという方法で営業をしています。
もちろん、それだけでは日系企業のクライアントとは獲得出来ませんので、ダイレクトメールでアプローチしたり、ビジネス交流会に出たりして顧客獲得できるような施策もしてますよ。
2つ目は、市場調査です。タイには他にも沢山のレンタルオフィスがあります。
バンコク市内がレンタルオフィスを回って、立地や広さや利用顧客や金額などを調べて、弊社のレンタルオフィスがどういったところがいいか常に分析してますね。
日系企業・日本人向けに絞ってレンタルオフィス事業を展開している競合もあるので、その競合の情報をどうにかして仕入れる努力をしています(笑)
3つ目は、通訳・翻訳です。
日本人が私1人ですので、日本語が関わる一切の業務は、必然的に私がすることになります。会社のWEBページやパンフレットも日本語版のものがありません。
なので、翻訳してつくったり・デザインを少し変更してパンフレットを作ったりと営業以外の仕事も沢山していますよ。笑
昼食は、タイ人と上司のルーマニア人とタイのご飯を食べることが多い。
ーそもそも転職するきっかけは?
前職はタイを拠点にキャビンアテンダントとして丸3年働いていました。キャビンアテンダントの仕事もすごく楽しかったですけど、業務がルーティーン化してきちゃって。他の仕事をしたいなと考えていたんです。
あと、キャビンアテンダントの仕事をずっと続けていけるかと考えた事も大きかったですね。
私は日本便を担当していて、定期的に日本に帰る事が出来るのはとても良かったですけど、20代半ばになって結婚とか子供とか生まれる友人を見ていて。
CAとして働き続けて子供とかの面倒を見ることは難しいと思い始めて、でもずっと仕事は続けて行きたいですし。そんな事を考え始めて転職活動を始めました。
転職活動を始めてから、製造業とか商社の営業も見ましたけどあまり興味が持てなかったんです……理由をうまく説明出来ないんですけどね。。。
転職活動を始めて間もなく、英語が出来る日本人xホスピタリティのある方で募集している今の企業を発見して、すぐ受けることにしました。
そうしたら、とんとん拍子に選考が進んで内定を頂きそのまま入社することになりました。
ー日本人が1人という環境によく飛び込もうと思いましたね。恐怖はなかったのですか?
CA以外の業務をやったことがないので、どんな業務もまずは頑張ろうと思ったんです。
であれば、興味のある大変そうな環境を選んで仕事をしようと思っていて。恐怖はありましたけど、入社することにしました。
2.タイの生活について
ー現在はどのような場所に住んでいますか?
職場から2駅のところにあるコンドミニアムに住んでいます。通勤時間はだいたい15-20分位だと思います。
家の近くには日本のレストランもありますし、タイの屋台もあります。便利でいいところですね。
ー職場から15分ですか。。。かなり通勤が楽ですね。(笑)
はい。非常に楽です。(笑)
東京で働くとみなさん通勤に1時間半とか2時間かけて通勤する人がいる。往復で1日3時間ですよ。私なんかは、1日30分。
週5日働いたとしても、通勤時間が150分。計算すると2時間ちょっとです。
ここがタイのいいところだと思います。通勤時間が日本と比べて圧倒的に短い。残業して19:30に職場を出たとしても、20:00には家に到着してます。
東京で働いていたら、19:30に職場を出たら、21:00もしくは22:00近くなってしまうのが当たり前。プライベートの時間が通勤時間に割かれない。
ー仕事以外の時間は何を?
職場でタイ語を使う事もあるので、タイ語の勉強をしたり、本を読んだり、料理をしたり。
あとは、たまに友達とムエタイとかに行きます。
また、タイは近隣諸国やリゾート地に格安で行くことが出来るので、週末に弾丸旅行としてベトナムやカンボジア、プーケットとかに行きますね。
CAをやっていたこともあって、旅行が大好きなんです。
旅行先の写真
ー日本と比べて正直な感想を
住居環境は圧倒的に日本に比べて良いですし、日本の物も殆どが手に入る。あまり海外で生活しているという感覚がないですよ。
日本人も多いので、日本の地方都市に住んでいるような感覚になります。
3.タイで転職・就職を目指している人へ一言
タイは、特にバンコクの雰囲気だと思うんですけど、外国人を分け隔てなく受け入れているような街だと思います。外国人が家も借りやすいですし。
そういった街で働く事は非常に楽しいですし、刺激的です!迷っている人はまずは情報取集から初めて、転職・就職を是非成功させて欲しいと思います。
新卒でタイの航空会社に3年間働いた後、外資系企業の日系企業の営業担当としてキャリアチェンジを実現したAさんに話を伺いました。
外資系企業では未経験の転職は難しいと言われていますが、CAとしての経験と英語力を活かした転職だと思います。
ALCではタイでの転職・就職のサポートを行っておりますので、タイで働きたい方、転職したい方は気軽にご連絡下さい!
担当:菊地
Email : yosuke@al-career.com
ALC Line : @748reneo