海外で働いてみたい!旅行で行った国が大好きになって、その国で住みたい!など海外就職を考えるきっかけとなる出来事は人それぞれだと思います。海外就職を実現させたい人達にとって、企業側がどんな観点で候補者を見てるか?という事は非常に重要です。今回は、日本人を現地採用で雇用する、採用活動をする際に見ているポイントについて紹介します!
採用企業側の不安①「そもそも本当に現地に来て、働いてくれるのだろうか?」
企業側の不安として第一に挙げられる点は、「海外で本当に働きたいのか?」という点です。
旅行で海外に滞在することと、仕事で海外に滞在することは感覚的に全く違います。現地採用は、国や条件によっても変わりますが、お給料は日本でもらっていた時より下がると考えていて良いでしょう。
タイ国内における日本人現地採用の相場は、
20代:5万バーツ~6万バーツ(大体15万円~18万円)
30代:5バーツ~8万バーツ(大体15万円~24万円)
40代:7万バーツ~(21万円~)
企業における役職や手当によって、ある程度の変動はあると思いますが、相場はこのようになります。日本の大学生が新卒入社した企業でもらうお給料より低くなります。貰える金額が少なくなっても本当に海外に来て働いてくれるだろうか?という事が企業側が現地採用枠で日本人を雇う時に不安に思う事の1つです。ですが、生活水準は圧倒的に上がると考えて良いでしょう。現地採用の人が借りる部屋は主に「コンドミニアム」が一般的です。そのコンドミニアムにはプールやジムが付いていることが当たり前です。気軽に汗を流したり、プールサイドでのんびりしている方をよく見かけます。また、週末に気軽に各国やタイのリゾート地に旅行に行ける事も非常に魅力です。タイではLCC便が日本よりも多いため、各地へリーズナブルな価格で行くことが出来ます。
企業側の不安②「キャリアパスについてどう考えているのだろうか?」
「3年後、5年後のキャリアをどのように考えていますか?」これは、海外就職の面接で良く面接官が聞く質問の1つです。現地採用で働いている人たちは「骨を埋める気でその国で働く」という人達よりも、「人生経験の1つとして海外就職をしたかった」という人の方が多い傾向にあります。企業が人を採用するという事は、その人の人生を大きく変えてしまう可能性もあります。ましてや日本を飛び出して海外で働く人を雇うので、採用側も慎重になる事もあります。海外就労経験をどう今後のキャリアに生かすか?という問いに対して明確に答えることで、海外就職を実現させることが出来る可能性が高まるでしょう。
企業側の不安➂「ちゃんと生活出来るのだろうか?」
海外で生活するという事は、日本で生活するという事と全く異なります(タイは東南アジアの中で最も住みやすい国ですが)。その国の宗教によって、お酒や食べ物が制限されていたり、渋滞が酷くて何時間も動くことが出来なかったり、気候に慣れずに体調を崩してしまったり。といったように、仕事以外の事で不自由になる事も沢山あります。なので、「海外に興味があって転職活動をしているが、実際に転職先しようしている国にいった事が無い」という方は必ずその国に行くようにして下さい。イメージと現実では異なる事が沢山あります。「タイは非常に暑い国」と思われていますが、私は「東京の夏の方がタイより暑い」ように思います。こういった事を実際に体感し、その国で働く、生活するという事を肌で感じイメージして下さい。
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