田端雄介さん
NAYOO GROUP CO., LTD
Managing Director
◆事業内容を教えてください
①不動産事業(賃貸・売買仲介、大家業)
②IT事業(web制作、メディア・ブログ運営、システム開発等)
③コンサル事業(タウンハウス開発投資、不動産マーケット調査資料作成、イベント企画・運営、商品PR・企画、通訳・プレゼンテーター等)
④翻訳事業
⑤タイ語学校の運営
2014年10月にタイ法人を立ち上げ、
不動産事業をベースとしながらコンサル事業や語学学校の運営などさまざまな事業を行っています。
◆これまでのキャリアについて教えてください
大学卒業後、工学部で学んだ専門知識をいかせる大手メーカーに就職しました。
しかし、配属された事業部で働くなかで将来性があまり見えなかったため退職を決意しました。
第2のキャリアとして選んだのが、当時日本で急成長していた不動産開発会社での営業職です。
その理由は、以前から興味を抱いていた不動産事業であったこと、
そして将来起業をするうえで営業は必要不可欠なスキルであると考えたからです。
◆起業しようと思われたきっかけはなんでしょうか?
高校生の頃から起業という選択肢を視野にいれており、それが徐々に大きくなっていきました。
また、18歳~24歳のときにお世話になっていた先輩が起業し、
成功するまでの過程を間近で見させていただいたことが非常に大きかったと感じています。
社会人3年目を終えたところで、改めて英語を学びたいと思いフィリピンに3カ月間語学留学。
その後、将来起業することを見据えて東南アジアのなかでも成長著しいタイとベトナムを中心に就職活動を行っていました。「タイで一度やってみないか」と声をかけていただいたことがきっかけとなり、現在に至ります。
◆なぜ海外を選ばれたのでしょうか?
「国際化」が世間で叫ばれていた時代であり、自分自身もフィリピンとカナダに語学留学、そしてバックパッカーとしてヨーロッパを訪れた経験から、海外で働くことに対して大きな壁はありませんでした。
英語を勉強していたもののネイティブレベルではなかったため、
アメリカやオーストラリアなど英語が第一言語である先進国で勝負するのは難しいと思いました。
そこで、英語をある程度使うことができ、かつ新規日系進出企業数が多く起業のチャンスがある東南アジアのほうが成功する可能性があると感じました。
◆今後のキャリアプランについて教えてください
2018年6月から、日本人向けにタイ語の語学学校を新たに始めました。
毎年タイで働く日本人は増えていますが、タイ語をビジネスレベルで使いこなせる方は多くありません。
タイ語を話せるとキャリアの選択肢が広がるため、非常に需要があると感じています。
グループレッスン2教室、個別レッスン2教室の小さな学校ですが、
日本人経営という強みをいかしてしっかりと顧客サポートができる学校にしたいと考えています。
また、BTSプロンポン駅から徒歩3分でアクセスも便利になっています。
◆仕事をするうえで大切にしていることは何でしょうか?
タイという異国の地でのビジネスだからこそ、何より「コミュニティーづくり」が大切だと思います。
さまざまなイベントに参加し、人脈を作ることを常に意識しています。
そして、既存のお客様と良い関係を築いていくためには「サービスの質をあげる」ことを心掛けています。
どちらかに偏ってしまうのではなく、この2つのバランスが非常に重要であると考えています。
◆海外就職を迷っている方へメッセージをお願いします
英語などの語学力に不安をもたれている方も多いかもしれませんが、
現地で語学力を身につけることももちろん可能です。
また、交通網も発展しており住みやすさ、仕事のしやすさ、家のきれいさなど
タイほど生活しやすい国はなかなかありません。
やりきるという覚悟をきめて行動することが何より大切だと思いますので、
ぜひ一度タイにいらしてみてください。
◆Webサイト一覧
タイバンコク不動産Nayoo:http://nayoo.asia/
LABタイ語学校:https://labsk331.com/contact/
田端さん、インタビューにご協力していただき誠にありがとうございました。
記事に関するご意見、ご感想、タイでのキャリアに関するご質問なども受け付けておりますので、
何かございましたら下記の連絡先までご連絡ください。
Asian Leaders Career (記者:針谷 月乃)
Tel: 02-254-1520 Email: info@al-career.co.th