タイで頑張るビジネスパーソン！-1

牧野 修平さん

SUMITRONICS (THAILAND) CO., LTD.
Junior Staff Sales & Project Management Dep

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◇現在のお仕事

EMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)の中でも、日本の電子機器メーカーの製品の一部や完成品をタイで製造受託を専門としている会社で、現地採用枠として2016年8月から勤務しています。

 

◇転職のきっかけ

新卒で入社したのがメーカーの物流子会社でした。物の大きな流れに興味があって入社したのですが、元々志望していた部門と違う部門に配属となってしまい、約3年働き、退職しました。その後、フィリピンの語学学校にて約5ヶ月英語を学び、日系の転職エージェントを経由して転職活動をしました。

 

◇タイを選んだ理由

タイを選んだ理由は特にありません。フィリピンでの留学後、日本に戻っても英語を活かして仕事をできる会社が見つからなかったので、英語力を活かすために東南アジアで仕事を探していました。東南アジアの5ヶ国を見ていてたまたま決まったのがタイでした。留学で培った英語力を落としたくないという思いが強かったです。

 

◇タイと日本の会社の相違点

働いている会社自体はタイ支店なので、仕事のやり方などは基本的には変わりません。唯一違う点と言えば、タイ人が多いので、英語で意思疎通を行う必要があることです。お互いに英語が第二言語なので丁寧にコミュニケーションをすることを意識しています。日本の会社と違って、自分の仕事さえしっかりすれば、私語をすることはあまり問題ではないので、フランクで楽しい感じの雰囲気です。

 

◇言語に関して意思疎通の難しさ

細かいニュアンスなどをタイ人スタッフに伝えるのはなかなか難しいです。EMSの母体が商社なので、機能的には商社のような業務がメインで、納期や遅延のリカバリーなどについて顧客に聞かれた際には、タイ人スタッフがローカル業者とやりとりをしているので、それを私がバックアップをする必要があります。アイテムがいつリカバリーできるかだけでなく、遅れている理由などを詳しく質問するようにしています。質問の意図や質問の背景を明確にすることを心がけています。

 

◇やりがいを感じる点

前提として、業界未経験で入っているので、即戦力としてではなく、ポテンシャルを見込まれての採用なので、自分自身が成長しなければならないと考えています。現在のポジションでは、顧客からの問い合わせを日本人窓口として受け取り、ローカルスタッフに伝える、期日までに問い合わせに対して回答してもらうといった、ある種マネジメントに近いようなことを経験できています。日本にいてこの年齢ではなかなかさせてもらえないような重要な仕事を任せてもらえると感じていることがやりがいです。

 

◇タイの生活について

家も会社もスクンビット沿いにあるので特に不便に感じることはありません。むしろ日本と比べても心地が良く過ごしやすいです。土日のどちらかは会社の方とゴルフに行き、自主的に練習もしています。また友達と飲みに行くこともあります。タイに転職後、10月に初めて日本に帰国しました。

 

◇タイでのコミュニティ

知人の紹介で年代会などを通して飲み会などに参加しています。様々な年代で日本人のコミュニティがあると思います。

 

◇転職の不安

生活面は、タイで生活するということより、単純に初めての一人暮らしが少し不安でした。東南アジアでの生活はフィリピン時代に経験をしていたので、食事やインフラはこんなもんだと想像できていました。特にハードルを感じることはありませんでした。仕事面は、語学留学後、日常会話程度は英語を話せるようになったものの、それがいきなり仕事で使えるのかという不安はありました。実際使えていなかったと思います。しかし、タイ人スタッフと英語で意思疎通をする際、第二言語同志だから話せないことに対して気後れすることはありませんでした。また、海外で仕事をしている周りの日本人からは、全て一人でやらなければならない業務が多いと聞いていました。しかし私の会社は育ててくれる環境にあり、事前にそういう情報も得ていたので安心して入社することができました。

 

◇今後のキャリアのビジョン

現在はタイでの現地採用なのですが、駐在員切り替えを目指していきたいです。実際周りにも現地採用から駐在員に切り替わっている人がいます。最初は2年だけ働いて日本に戻ろうと思っていましたが、それだけの期間だけ働いて評価されるのかと疑問に思っていました。海外で働いてキャリアを積んだと言えるには最低でも5年必要だと様々な人から話を聞く中で感じたので、最低5年はタイで働くつもりです。そこで会社側に必要とされれば駐在員切り替えになれます。5年後にある程度自分を成長させて、仕事ができるようになれば、他の国で働くことも視野に入れたいです。また、やりたいことができた時に、いまの仕事を続けるか、キャリアを変えるのか、自分で選択できるようなキャリアプランを積み上げていきたいです。